おとうとの作品情報・感想・評価

「おとうと」に投稿された感想・評価

驚くほどウチの伯父さんにそっくり

おじいちゃんの葬式の日。朝からべろんべろんに酔っぱらって、ノーネクタイによれよれのシャツを着てサンダルで参加した大阪の伯父さん(母親の兄)を思い出した。
飲んべえで声がデカくてだらしなくていつも冗談ばっかり言って、二日酔いで仕事もしょっちゅう遅刻するし、いい歳して実家暮らし、親の金で酒を飲む、いっちょ前の口を利いたと思えば自分を卑下したり…
本当にどうしようもないんだけど、なぜか憎めないしどこまでも自然体でいる姿に憧れすら感じてしまう。

酒を飲む以外では、ロックが好きで昔バンドでベースをやってたらしく、ジッタリンジンと対バンしただとか、Charにギターを教えたのは俺だとか嘘か本当か分からない自慢をよくしてくる。
僕がまだ高校生の時、大阪に帰省すると夜通し行きつけのロックバーに連れていってくれたり、お勧めの音楽を教えてくれたり、ビートルズのレコードをくれたり、まるで大人のロック友達が出来たみたいでとても嬉しかったのを覚えてる。

この映画の鶴瓶がまさにそんなウチの伯父さんにそっくりで、本当にどうしようもないんだけどやっぱり憎めなかった。
普段から一緒にいるとそりゃもう大変だろうけど、離れた親戚に一人いると楽しい、そんな存在。寅さんみたいな。

小春の結婚式で酔っ払った鶴瓶が花婿と握手するシーン。花婿があからさまに軽蔑した目で鶴瓶を見た時に、ああこの男はないなと思ってしまった。

伯父さんがいくらダメダメでだらしなくても、実は誰よりも家族思いで優しいことを僕は知ってるから。とはいえ、どうしようもない人には変わりないけど…

さり気なく蛾次郎さん出てたりして、男はつらいよ好きとしては楽しめた。
鶴瓶のヨレヨレ演技があまりにも自然で逆に見入ってしまったが、身内にああいう人間がいるかいないかで、だいぶ鑑賞後の感想が違ってくる映画ではないだろうか。甲斐性無しのダメ親父と、そんな男に尽くすのが生き甲斐の優しくしっかりものの妻…それが結局夫婦双方を不幸にする様を身近で見て育ったせいか、この作品の「姉弟愛」にはかなり冷ややかな感想を持たざるを得なかった。それでも、健気な小春の姿が思春期に差し掛かった自分の娘と重なり、母として胸が締め付けられるような思いがした。
Hitomi

Hitomiの感想・評価

3.5
山田洋次監督の描くどうしようもない男。本当にどうしようもない。
家族を全うしようとするお姉さんの覚悟。
山田洋次の描く日本の家族のカタチがとても好き。
それにしてもこの映画の加瀬亮はカッコいいな〜。
この映画はホテルの部屋で有料映画配信で観たんだ。
前から観たかった映画で、とても感動した。
何度も泣いてしまった。
吉永小百合は、やっぱり好い。
山田洋次監督は泣かせますねぇ。

その後、TV📺放映され、録画して何度も何度も泣いてしまった。

どうしようもない弟、親戚の誰からも疎まれる弟、そんな弟に何度も迷惑をかけられて、もうちゃんとした大人だから放っておこうと思う姉。
暫く会うこともなく月日は流れて、突然弟が身体を壊して死期が近い事を知った姉は弟を見舞う。そこでは、あのダメな弟が他人から慕われ愛されている事を知る。姉と弟が最後の晩餐、うどんを食べる。もう涙が止まらない!
mm

mmの感想・評価

3.3
佇まい、セリフ
外面かもしれないけどそれがあるから内面が想像されるのだ
JunToku

JunTokuの感想・評価

4.6
山田洋次監督の映画は本当に暖かい気持ちになれる。
学校シリーズにしろ、男はつらいよシリーズにしろ、不幸な境遇に陥ってしまう人々への暖かい気持ちというか、家族だから抱く無償の愛情というか、そういう幸せな感情を心底感じさせてくれる。

吉永小百合の演技は、もはや演技ではなく本人の人間性が人々の心を打つんだと思う。

自分の死に目はどんな風になるのか。家族の死に目に幸せを感じさせてあげることはできるのだろうか。本気で考えてしまう。

緑の家のような施設は本当に社会的弱者の救いで、無くてはならないものだと思う。
ざらめ

ざらめの感想・評価

2.5
だまされた、ジャケット見て。吉永小百合の、弟が、鶴瓶で蒼井優の、弟が加瀬亮かと勘違いしつつ観ますた。むしろ加瀬亮1番素敵なはまり役だわ。やめてくれ。とりあえず吉永小百合とゆー人は、
国民栄誉賞でいいかな。
shino

shinoの感想・評価

3.0
どこの家族にも一人は変わり者がいる。
まさにそのとおりだと思いました。

それでも家族。借金をしても酒に飲まれても、周りから白い目で見られてもおとうとを思う姉の優しさ、責任感が感じられました。
鶴瓶みたいな人、本当にどこにでもいそうと思わせる、そんな演技が素敵でした。

全体的になんだか棒読みのような演技だったのは、わざとなのでしょうか。。。?

このレビューはネタバレを含みます

鶴瓶すごいなあ。
何気に石田ゆり子の、最期を迎える人への関わり方が印象的。
Uknow

Uknowの感想・評価

3.5
鶴瓶師匠の役作りと演技力が光る。

ほどほどの距離感が家族も大事だと思う。近くにいると嫌なとこばかり見えがちで、離れてみると1人の人間としてその人のあり方みたいなものが見えてきたりこなかったり。
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