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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のkaoruiのレビュー・感想・評価

4.0
物書き達のタイプライターから生み出される小宇宙をアンダーソン節全開で具現化し至福の絵と字幕に映し出される文字のセッションに観ている僕もアップアップしながらも幸せな時間を過ごした。
最終章が抜群で物書き達の最高の贈り物が編集長に届けられる。一堂に会した絵はフォトジェニックとは対極な冴えない様なのも愛らしい。消えゆく雑誌という媒体への鎮魂歌なのだ。

レアセドゥの赤裸々なフルヌードには驚き、繰り出される妙な動きには笑った。
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