「雨」
恋愛映画はSFだと思う。
サイエンス・フィクション。
私は青春映画や恋愛映画を観る時はそう思うことがあって。「こんなこと、あるわけない!」みたいな。だから何が起こるか予想できないのが面白い。
登場人物4人の悲喜交々が2時間にぎゅっと。これ終われるのかな、と思いながらも最後はなんとか皆が幸せになれる道を見つけられるような演出で良かった。
きらきらというより透明な、水や光や風を感じるカメラワークが心地いい。
4人の内の一人、乾くんが映画好きの設定なのも良かった。
この映画、雨のシーンが多く、おそらく乾くんの「オススメ映画」もそれを踏まえてのチョイスかと。
TSUTAYAオススメ映画に必ずといっていいほどランクインするこの「オススメ映画」私も好きですが、この「オススメ映画」と乾くんの心情、父親との関係や想い人への気持ちなど、うまくリンクしてくるところもあり、何よりパッケージだけで彼の内面を表せる映画ではないかと、とても共感してしまいました。原作もそうなのかしら。
この「オススメ映画」、結構核心に触れると思ってるのでタイトルは書きませんが、これでまたレンタルされる機会が増えるのでは、、と思っています。
なんだかんだで乾くんが主人公なのでは、と思った映画でした。エンディングも良かったです。
来月はアニメ映画も公開なので、実写を思い出しながらこちらも楽しみにしたいと思います。