仮

見えない目撃者の仮のネタバレレビュー・内容・結末

見えない目撃者(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

https://note.com/kakkokari_note/n/nec5fb621a6ed

ここに書いてあるやつそのまま

結構攻めた演出も多くて面白かった。終盤には日本の映画では絶対やらないこともやっていて、かなりぶっ飛んでいた。犬をちゃんと(?)怪我させるのってなかなかの脚本だし、刑事が犯人に殺されるのは思わず笑ってしまった。こういう場面で負けるのって見たことない。その後も無茶苦茶な展開で、ウキウキになって見ていた。
なんでこいつ警察官なれたんだよ警察待てよ目の見えない人を連れて行くなよ単独行動するなよ見捨てるなよ銃使えよ警察来るまで閉じ込めとけよ大声出すなよ早く警察来いよ結局犯人殺すんかい......などと無限にツッコミどころが出てきて、完成度は低いけど、嫌な無茶苦茶さではなく、楽しくツッコミながら見た。クソ映画(口が悪すぎる)ってたまに見たらめちゃくちゃ楽しめることがあるけど、今日がその日だった。

感想を書きながら思ったけど、この映画の終盤の崩し方ってわざとやってる気がするな。脚本が下手とかそういう次元じゃない気がする。逆に、これを真剣に、完成度高く作ろうとしているのだとしたらかなり奇跡的に面白くなっている。それなりに完成度の高い状態を保ったままラストシーンまで行けていたから、順当に終わらせるのって多分簡単で、それでも終盤にあれだけ無茶苦茶なことをやったのって何か意味があるような気がするんだよな。あのまま順当に終わっていればそれなりの完成度で埋まっていったであろう作品を、あえて無茶苦茶に崩すことによって話題性を誘うとか、そういうのを狙ったんじゃないか(いや、多分考えすぎだ)。
仮