見えない目撃者のハレンチ学園在学生のネタバレレビュー・内容・結末

娯楽作品なのだし吉岡里帆目当てに見てみたに過ぎないのだから目くじらを立てることもないのだが、連続猟奇殺人の真犯人が判明してからの後半の脚本がひど過ぎる。真犯人に追われて全盲の吉岡里帆が点字ブロックを助けにしながらとはいえ介助犬を差し置いて全力疾走するシーンはご愛敬としても、地下鉄に乗り込むところで乗客なり車掌なりに助けを乞わないのはやはりおかしいだろう。何より狂った殺人鬼の住処に、先行して潜入した大倉孝二の刑事の身を案じて、全盲の吉岡とそれを保護する丸腰のスケボー少年が助けに乗り込むばかりか、犯人に捕獲されながらも何度も始末されずに生き残ってしまうところはさすがに無理筋だ。吉岡里帆がかわいいからいいけど。