鈴鹿

見えない目撃者の鈴鹿のレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
3.6
Filmarks試写会にて。


思っていたより良かった。

しかし、ストーリーの骨組みが良い分、演出のクサい所も目立ってしまうと感じた。

硬質で暗い映像と人物描写は良いのに、わざとらしい説明台詞を挟んでしまう所とか。

リメイク元が韓国映画なので『あーきっとここはオリジナル版ではもっとグロくてエグい演出なんだろうな』と感じるシーンがチラホラ。

R-15邦画だけあって頑張っているが、全体的にマイルドにリメイクされていそうな印象を受ける。

どことなくボーダーラインっぽいBGMとともに女子高生の遺体が発見されるシーンは良かった。

終盤の展開はツッコミどころを感じる人は多いと思う。特に駅のシーン。

クライマックスの無音の演出は劇場で観ると緊張感が一気に増して、とても良かった。

全体的に良い分、細かい粗が気になってしまうのが残念。
リメイクではなく、オリジナルで日本でもこういうサスペンスがどんどん作られてほしい。
鈴鹿

鈴鹿