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ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線のblacknessfallのレビュー・感想・評価

1.7
よく利用するTSUTAYAは新作だろうが旧作だろうが4本で1000円で10日レンタルになるんだよ。
すごい観たい新作を1本だと400円近く取られるから、それならと思って毎回4本レンタルしてんだけど、毎回観たいのが4本あるわけじゃないから、よく知らないけどあらすじなんか見ておもしろそうなのを選ぶんだよ。
そんな1本が当たりなら気持ちが少し上がるんだけど、ハズレだと虚しくなる。
250円とは言え、なんでこんなもん借りてしまったのかと。何より時間が勿体ない、、
お察しのとおりこれはそんな感じで選んでハズレだったやつ笑

2人の刑事がパリのポルノ業界ぐるみで行われてる脱税を暴くため、彼等自身が風俗店のオーナーになり業界内部に潜入する。

まず潜入捜査モノのおもしろさとして、正体がバレそうになる危機が度々訪れ、それを知恵を絞ったり、機転を効かせて回避するてのがあるよね。
これはそれが皆無なんだよ!チラッとそんなシーンもあるけど、それが伏線にならず、後はけっこうあっさりポルノ業界の顔役達は刑事2人を受け入れる。
ポルノ業界で成功するなんて海千山千の曲者のはずなのに、しかも大規模な脱税までしてるのに、君達マジでお人好しだし脇が甘過ぎるよ😮
なのでサスペンスフルな楽しさまったくなし!

もう1つ、潜入捜査と言えば、潜入者が潜入先の世界の魅力にハマったり、そこの人々の人間性に触れ、捜査対象側の味方になっちゃうパターンあるよね。
これはこのパターンを採用して刑事2人はもう完全にポルノ業界側の人間として動き、警察を出し抜いたりするんだよ。
これも上手くやってくれば「身ばれサスペンスフル」がなくても楽しめたんだけど、すこぶる下手に撮ってるから全然ノレなかった。

最終的に味方になるにしても、過程というかそうなるキッカケをちゃんと見せないとダメだよね。それがねーんだよ💢
最初はエロで荒稼ぎして脱税までするクソ野郎達だと思ってたけど、あることを機に見る目が変わっていくってシーンが絶対必要なんだけど、繰り返すが、それねーんだよ💥
なんか、最初っからポルノ業界に馴染みまくってて、刑事が無理して演じてる感がまるでない。なので刑事の心情の変化がまったく分からない。

唯一よかったのはポルノ業界の面々の描写、店を仕切ってる大物からポルノ映画の監督、ストリッパーの女の子やポルノ女優、みんなをキュートで愛すべき好人物に画いてる。特に女の子はみんな性格がいい笑 確かにこんなにエロ楽しい世界ならそこの住人になりたいと思わせる説得力があった笑
画きたかったのはこっちなんだと思う。

でも、だったら潜入捜査なんかにしないで"ブキーナイツ"みたいな映画にしろよ💢

これ実話がベースらしい。興味深いが映画がつまらないから調べる気なし😂
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