親友と弟を不可解な死で亡くした瑞紀と春男は、2人が同じバイト先の仲間で、一緒に旅行に行き、地元の男に怪談話を聞き、呪われたことを知る。話を聞いた4名、話した男いずれも変死を遂げている。シライサンという異様に目の大きな女性が襲ってくるというのだ。シライサンという名前を聞くと、それだけで呪われてしまう。瑞紀と春男の前にもシライサンが現れる。呪いから逃れることはできるのか…というお話。
ホラー作家の乙一が本名で監督した映画なので、よくある凡作ホラー映画のように意味不明な展開はない。シライサンの出自もきちんと説明されるが、いやにあっさりしていてインパクトに欠け、結局、貞子の亜流に成り下がっている。ゴアシーンも控えめで期待外れであった。
