りゅか

マー ―サイコパスの狂気の地下室―のりゅかのレビュー・感想・評価

2.8
🍻お酒とタバコは大人になってから🚬

📕あらすじ📘
孤独な生活を送る女性スー・アン。ある日地元の女子高生から、未成年である自分の代わりに酒を買ってきて欲しいと頼まれる。それがきっかけで彼女は自宅の地下室を高校生たちのパーティの場として提供するように。楽しい時間を過ごす高校生たちだったが、スー・アンの態度は次第に変わりはじめ……。

オススメ度:❤︎❤︎❤︎♡♡、3.0
自己スコア:❤︎❤︎❤︎♡♡、2.8

⭐️レビュー

いじめダメ映画🎞

学生時代、同級生にいじめられていた
スー・アン。
その子供たちに出会ったことがきっかけで復讐を決意する。

パッケージのインパクトと
邦題に惹かれたのですが…。
ほとんどの人がサイコパスって言われて
思いつくのは先天性のだと思われる。

いじめで心に傷を負い、
やっと少し取り戻したと思ったら
拒否されて…という後天性サイコパスへの変化が描かれている。
が、ちょっと分かりづらい。

いじめに遭った女の子が、
拗らせていじめっ子に
いつまでも根に持ってる
メンヘラ激ヤバおばさん=サイコパスに
なっちゃいました、みたいな邦題、
またはそう思われるのは仕方ない出来だが
ちょっと不快。

子供たちは関係ないって思う?
結婚して子供産んで幸せになってるのが
許せないというか、
子供をあなたと同じいじめっ子に
育つんだろうなって思う。
家庭円満じゃなくても。
知恵も度胸も金なども、
歳とともに変わりますから……

どう復讐するかっていったら、
自身が幸せになるか、
張本人に仕返しするか、
大事なものを奪うこと。
復讐が怖いならいじめない事。
SNSやらで探らない事。
実行しないだけで忘れるのはムリ。

自分の子供を、抑圧しているのは
自分と同じ目に遭わせたくないという
気持ちがあったとしても賛成しかねる。

しかもたまたま皆同い年って。

スー・アンは自分の家の地下を高校生に
開放して酒や薬をやる場所を提供。
皆にママと呼ばせる。
彼女の高校生時代に流行っていた曲🎶で若者に混じってノリノリで楽しんでいる様子は、失った、又は欲しかった青春を取り戻すかのよう。

子供たちも高校生だから
お酒とかタバコとか異性とか
色々背伸びして悪いこともしたくなるお年頃。
マギーたちも
バカだなと思う行動もしてしまう。

高校生からしたら酒タバコ買ってくれるし場所を提供してくれる都合の良い大人でも自分たちの生活圏に入ってこようものなら拒否反応するのは分かる。

面白くなりそうなのに、
なんかこう色々中途半端で、
登場人物にも長短あって
どっちにもイマイチ感情移入しにくく、
直接手を下すのも映画の終わり頃。

関係ない子を巻き込むし、ペンキって笑

スー・アン役のオクタヴィア・スペンサーが名演なのでもったいない。
りゅか

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