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ディヴァイン・フューリー/使者のpoonsのレビュー・感想・評価

3.2
期待しすぎていた作品。
俳優も監督も最高なのに残念だったが、それでもなぜか好きな作品ではある。
以下、好きではあるが辛めのコメントです。

オカルトなのにそこまで怖くない、笑いの要素もやや中途半端、最後の展開があまりに単純、、、で映画としては確かに微妙。構成次第ではもっと面白くできたのでは?役者も生かしきれておらず勿体ない印象。

映像やキリスト教アイテムは凝っており、詳しい人は楽しめる要素が多いと思う。
サンジェロームのポストカードなども、おっと思わせる要素だったが、知る人ぞ知る的なところで留まってしまっているのが残念。逆に言うと凝りすぎなのかも。

好みの問題かもしれないが、パクソジュンがパッとしなかった。役柄のせいではあるが終始憂鬱そうにしか見えず、頼もしさもあまり感じられず、かっこいいかなー?と。

アンソンギのお陰で映画が成り立っているイメージ。本物の神父みたいだった。アンソンギの起用には賛否ありそうだが、個人的にはよかった。ほかの役者だったらもっと陳腐な作品になってしまったかも。

ウドファンは魅力的でよかったがやや勿体なさもあった。良いシーンもあるのに、独りの祈祷シーンが多いのと、クライマックスの対戦シーンはもっと長く見せ場がほしかった。あんな特殊メイクをしたのにもったいない!

アクションはパクソジュンよりウドファンの勝ち。アクションがかっこいいのと型も決まってダイナミックに見える。
終演後に韓国の女の子たちがウドファンが超セクシー!と言って、実際に目に見えて人気が出てきていたが、そういう面も確かにあると思う。

でも、日本では意外とヒットするのかも。
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