えげつねぇぇぇ
もうね、星5じゃ足りない。
鬼滅の煉獄さんの様に、ナターシャが一番好きだって人増えるんじゃないかしら。
俺も彼女をかなり好きになった。
ただその功罪としてエンドゲームのあのシーンは辛くてもう見れないかも…。
いつも一つの映画で1つか2つ気付かされる事があるのだけれど、今作は3つも4つも気付かせてくれた。
あるジャーナリストが言っていた。
「内戦で敵の地域を乗っ取る最適な方法。それはその地の女性をレイプする事。」
日本社会(たぶん世界中)では可愛くて若い女に思わせぶりな態度を取られると、社会的地位も収入もある中年の男達がこぞって下手に出て、彼女達のご機嫌を伺い服従する。
女性の存在というのは表層には現れない潜在的な部分でも絶大な力を持っている。
ドレイコフの「我々の兵器は少女」という思想は現実世界の真理を突いているのではないかと思う。
"女性を意のままに操れれば、世界を牛筋れる"という。
児童売春やテロなど、非行を働く少女(子供)の裏には大人の存在がある事。
そこから解放すれば誰もが真っ当で心優しい人間であるという性善説。
「洗脳されている時、解けた後、本当の私はどっちなんだろう…」的なセリフにも胸打たれた。
前と後、方向が変われど一本のレールの上を歩くのは同じ人間。
映画では赤い粉という明確な境目があるけど、現実世界ではすごく曖昧だよな…。
確かに、どちらが本当の自分なのか本人にも分からないかもしれない。
そんな新しい視点を貰った。
そういった哲学の数々を、台詞や映像で伝えられる映画の力強さと可能性を見せつけられた。
それをファンを喜ばせつつ、シリーズを知らない人でも楽しめるエンタメ作品に落とし込んでしまうなんて…
マーベル恐るべし。
開始10分で催した尿意も忘れる程、最後まで引き込まれました。