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ブラック・ウィドウのttのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

孤独な暗殺者ブラック・ウィドウの失われた過去とは……。ブラック・ウィドウの知らぜらる過去を掘り下げた一作。彼女のパーソナルな部分を理解し、理解るようになる良き一作だろう。
しかし今回の敵の親玉ドレイコフの気持ち悪いことこの上ない。少女たちを洗脳し自分の為の兵士として使う。何故『少女』でなければいけないのか?その部分はまるで描かれてないので理解らないのですが、彼が男性でありフェロモンを使った洗脳手段を使っていたからなのだろうか?
それはそれとしてナターシャとエレーナの姉妹コンビの掛け合いが良いですね。アレクセイやメリーナも加わって、まさしく疑似家族の様な掛け合いが良し。ナターシャやエレーナ、そしてメリーナはこの家族関係を偽りのものだと断じ一時それを否定するのですが、それを最後まで信じ続けたのが父親役であるアレクセイ、彼が信じ続けたからか、ナターシャもエレーナも、あれは、あの瞬間は本物だったと、偽りの家族を、ある種認められる様になる。まあエレーナは幼かったこともあり、あの瞬間は本物だったと言っていた訳ですが、今のこの疑似家族に対しては懐疑的だった。まあこういうある種悲しき殺し屋モノって映画では定番的テーマかな……と思ったりするんですが、女性の立場で男性を糾弾する様な映画に仕上がっており、その点も含めて、アメコミヒーロー映画として異色だと思うし、画期的作品なのかもしれないと思っている。
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