ニケ

8番目の男のニケのレビュー・感想・評価

8番目の男(2018年製作の映画)
3.8
国民が参加する韓国初の陪審員裁判を舞台にした法廷サスペンス映画
母親殺しの罪に問われている男の裁判に集められた8人の陪審員たち。被告人はすでに自白し証拠も揃っていた為後は量刑を決めるだけのはずだった。だが突如として被告人が容疑を否認した事で陪審員たちは有罪か無罪かという重大な決断を迫られる事になった

最近多い実話ベースのフィクションというパターンの作品。ストーリーやタイトルからして「十二人の怒れる男」の影響を受けているのは明らかだね
程よくポップな作風でとても観やすく面白い作品だった

人が人を裁く事の難しさが描かれていて自分だったらどうしただろう?と考えてしまう。陪審員もそうだけど裁判官というのは本当に大変な職業だなと改めて感じた

「法は人を罰しないためにある」という裁判長ムン・ソリの言葉が印象的だったなあ
(ムン・ソリは流石の演技で毅然とした態度がカッコ良かったね)

最後は韓国映画らしい家族愛に感動!
万人にオススメできるいい映画です
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