姉妹、友達、師弟。
立場を超えた、あらゆる関係性における「絆」。
しっとりと語るストーリーに魂を込める、非常に繊細で美しい画。
そら泣く。
御涙頂戴だの言う人もそらいるかもしれんが、泣くもんは泣く。
悠木碧さんの無邪気な元気っ子の「実在感」はやっぱり異常すぎる。イヤミがない子供らしさを出す天才だと思う。
あの日までのあのスタジオが、如何に素晴らしい、心を揺り動かすものを創り上げてきたか。
劇場内に聞こえたすすり泣きで改めて思い知らされた。
もしあの美しい眼、あの美しい風景、そしてあの別れを忘れてしまっても、
それが手紙や映像として、カタチとして残ってさえいれば。
その思いを受け取れる人さえいれば。
永遠に語り継がれていく。
今はただ祈りと支援を行いながら、語り継ぎながら、日々を生きるのみ。