あか

燃ゆる女の肖像のあかのレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.0
はぁーーーよき!18世紀、女性はまだまだ不自由なのが当たり前で。生涯の相手に巡り会えたのに、二人で生きていくことは絶対に許されない。会えなくなってももらったスケッチを大事にして、想いのこもった音色を思い出して涙を流してしまうほど、他人から見た自分が悲しみに溢れているほど、忘れ難き相手だったのに。
呼吸の音やペンが紙を引っ掻く音、衣擦れが側で聞こえるから二人がとてもリアルに感じられた。
島民の女性たちだけが集まってコーラスしていた歌が土着の音楽感があって、本能に訴えてくる。
お腹が痛くなったら温めたさくらんぼの種を使うのが面白いなぁ日本でいう小豆なのかな。メイドちゃんめちゃ可愛い。最初そっけない子なのかと思ったら短い期間に懐いて、別れの時には涙流して惜しんでくれたのがキュンとした。どこのどいつとの子供だったんだろう。無理やりじゃないかが心配だ。
トムボーイの監督さんなのか!心に残る作品を作る方なんだなぁ〜
あか

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