ゆ

燃ゆる女の肖像のゆのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても綺麗で印象的。
観ながら感じたこともう少し言語化できる能力があればいいけど、今はこの言語化できない感想も大事にしたい気分。何年か後にもう一回みたいな〜

視線の描写が良すぎる。表情もすごい…
あんな視線を向けられたらドキドキして耐えられない。

ギリシャ神話大好き人間だし、3人ともオルフェの解釈が違うことも興味深く、そして、最後に振り返って!と来るので、痺れる

(メモ)
・燃えるところの歌の歌詞が、
「高く舞い上がるほど飛べない人には小さく見える」から来ていて、ラテン語の意味だけ取ると、所有から逃げられない、らしい。ただ、監督はラテン語のそう訳されると知りながら?そのままにしておいた?らしい??
歌歌い始めるところ怖くて好き。
[劇部の発声練習の時に、10人以上の中で、唇を震わせ、喉を震わせ…と音を出していったことが急に思い出されて、空洞になる感覚(人間が楽器になる瞬間)と、複数人の声の一つであったときの感覚が蘇った。自分にとってこの思い出が、身体という要素が強い中で、燃える、見つめ合うというシーンだったので、より印象に残った気がする]
ゆ