土偶

燃ゆる女の肖像の土偶のレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.5
18世紀の片田舎の島に暮らすこと。
波の音、焚き火の音、筆で描く音、時々にしか耳にすることのない音楽が日常の中に挟み込まれるだけで音にこれだけ集中することはそんなになかったかもしれない。
そして絵を描く人ならどんな風にこの映画を観るのだろうか。

マリアンヌとエロイーズがおくる濃密な記憶となる5日間の日常を形作るにあたり、ソフィの役割が傍観者という立場だけでなかったことが心に残る。



追記 祈りのシーンが全くなかったのが、新鮮でもあった。
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