こんな最高なタイトルコールがあっていいのか…開始早々震えました
まるで動く絵画
美しすぎる
登場人物や衣装はもちろんだけど空も海も炎も陽の光も音や言葉も何もかも
この世の芸術を全て注ぎ込んだような贅沢な2時間を堪能させていただきました
マリアンヌとエロイーズ二人ともが強い心と聡明さを持っているような人物でそこがとても好きでした
揺れる炎の奥に見えるエロイーズの美しさに思わず涙が滲んだ
それから人の声の美しさにも
マリアンヌ、エロイーズ、ソフィが3人でいるシーンぜーーーんぶ好き
カードゲーム中の3人の無邪気な笑顔も物語について意見を交わす様子も全て愛しい
エロイーズの言葉が少ないながらもマリアンヌとソフィの傍にそっといるような様子も好きでした
作中男性の影はほとんど無いけれど、男が女の人生に大きな影響を与えているという意味では実像がなくとも在感が大きい
仕事も結婚も妊娠も全て男達の一存なんだよな、この時代は
女は人間ではなくあくまでも女で、だからこそあの3人で立場の垣根を越えて過ごすシーンがそれぞれも一人の人間であると表されているようで好きなんだなと実感した
2人の数日での関係の推移もその後の間柄も心からお互いの人間性を愛しているようで
一緒になれないことは分かっているけどそれでも大事に心にいるんだなとわかる
度々想像で見えていたエロイーズの白いドレス姿が最後は現実のものとして目の前に現れたときのマリアンヌの心情…
神話の各々の解釈の通り、芸術家としてエロイーズを思い出にしたマリアンヌと愛を心に置き続けることにしたエロイーズ
オルフェの物語と重ね合わさる2人が切ないけれど決して悲劇だけではないんだよな
グッズで写真集出してください
