ある画家が描いた1枚の絵が出来上がるに至るまで物語。
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他者はその人の内面で燃え続ける火の存在もその火の大きさも知りえない。
人は日々の体験を通して、その内面で燃える火の大きさを変化させ続けている。
表現者にとってはその燃やした火の大きさが表現となって絵に表れていくのだと思う。
そして大きく燃えた火は表現を充実させる。
それがどんな感情だったとしても。
その体験と表現の表裏が感じられた映画だった。
話の内容よりも、その表裏が感じられたことにとても満足感を得ました。
セリーヌ・シアマ監督、他の作品も観たくなりました。