いちる

燃ゆる女の肖像のいちるのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 奥様がいない時の3人のお泊まり会みたいな感じ大好きだったなあ
 まつりの夜はすごく綺麗だった
 ソフィが禁欲的というか、押し殺している自我、淡々として見せ、分を弁えているのにノリはよくて、うわー好きだよねこんなのねと思った ソフィが堕胎する時横に赤ちゃんいるのキツって思った
 2人が幸せになれないかなって思ったけどやっぱり無理で、でも再会はあるのだと嬉しかったのに、そうかーもう会って話すとか無理なのか いや無理か 会ったら一緒にいたいと思っちゃうだろうから 絵で28ページを見せたのはなんて素敵なのかな あなたを忘れてないと見せるエロイーズのロマンチックなところが好きだなと思った
 最後のところでマリアンヌは音楽を見ずにずっとエロイーズを見ていて目が離せないのにエロイーズはオーケストラを見て涙を流すのしんどかったね しょうがないけど しんどいよ
 1枚目の肖像を直前で消した時アナログな絵の危うさを改めて感じてゾッとした リアルに存在する作品って物質的な側面が壊れたらどんなに頑張ってもおしまいなんだ 儚くて弱い紙やキャンバスの上に並々ならぬ思いとか技術がのってんの怖ーって思った 薄氷の上かよ
 ネトフリギリギリだけど見れてよかった 雰囲気とか、好きだった
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