テレンス・マリック作品はツリー・オブ・ライフと聖杯たちの騎士を睡魔と戦いながら観たので、この作品もそうなるのではと不安だったけれど、他の作品よりは見やすくてちゃんと最後まで覚醒したまま観れた。
映像がとにかく綺麗。
自然に囲まれた村の風景と、その中で生きる主人公と家族たちの生活が、とても美しくて愛おしく感じた。
家族が苦しむとわかっていても自分の信念を貫く主人公のことを、理解できないまま観ていたけれど、最後のジョージ・エリオットの言葉でハッとした。
劇場で隣に座ってた人のマナーが悪かったのがすごく残念だった。エンドクレジットの数分前に盛大にガサガサ音を立て周囲の観客を気にすることもなくスクリーンに影を落としながら出てったその人にはこの作品は合わなかったんだろうな。なので3時間っていう長さに耐えられそうにない人にはあまりおすすめしません。