ヨハン・ヨハンソンの音楽とモノクロの映像をバックに、ティルダ・スウィントンが20億年後の未来からのメッセージを語りかけてくる映画。
70分しかないしさらっと観れそう、と軽い気持ちで観始めたら予想以上に良かった。
ゆったり進んでいくので最初は、「さっさと要点話してくれ」とか思ったんだけど、だんだんと引き込まれて想像力をかき立てられていいく。
少しずつ語られる未来の話は好奇心をそそられると同時に恐ろしくもあって、子供の頃に布団の中で遠い未来や宇宙の果てについて考えて、眠れなくなったのを思い出した。
建造物が印象的だけど、モノクロの空や山々も幻想的で美しかった。
映像も音も素晴らしかったので、映画館で体感したかったなぁ。原作も読みたい。