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家族を想うときのShokoPのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.3
試写会と、武田砂鉄さん&町山広美さんのトークショーに行ってきた!
『わたしは、ダニエルブレイク』のケンローチ監督が、引退表明を撤回して作ったという今作。
もうね、83歳の監督がこれを世に送り出すという事実に、打ちのめされますよ。。
稼ぎが増えるからと宅配ドライバーに転職する父親。介護福祉士として働く母親。働けど働けど暮らしは楽にならず、むしろ借金が増えて家族の関係も悪化していく。
それぞれ家族のことを想い良かれと思ってしたことが、全て裏目に出てしまうのが本当につらい…
イギリスの労働者階級の話だけど、日本も同じ状況だし、身近な人たちの顔が浮かんで涙が溢れた。リアル過ぎる…
トークショーでは、現政権やホリ●モンにも言及していて、めちゃくちゃ良かった。身の丈に合った?自己責任?ふざけるな。これは労働者のための映画。是非。
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