家族を想うときの作品情報・感想・評価・動画配信

「家族を想うとき」に投稿された感想・評価

あろは

あろはの感想・評価

4.0
前作「わたしはダニエルブレイク」同様、格差社会や貧困問題を鋭くえぐる、ケンローンチ監督作品。

ただ、今回は社会保障制度ではなく、搾取される労働者という資本主義社会の構造的な問題をテーマに描く。

フランチャイズ契約という、日本のコンビニ業界でも問題になった搾取のシステムと、それによってバランスを崩し始める家族の形。

そんな中でも、家族4人ワゴン車での外出や、なくなったワゴン車のキーの行方、病院での奥さんの電話の口調など、思わず出てしまった家族を想う気持ちが印象的に表現される。

搾取の構造に抗うすべのない、資本主義社会の迎える末路。

製作費不明
辛い話。
他人事ではない現実。
真面目に頑張ってる人が
酷い目に遭う口惜しさに
観ていて腹が立つ。
いつも心優しく、誠実なお母さんが
思わず夫の雇い主からの理不尽な電話に
キレまくって、暴言を吐いた後
泣く姿に心が痛んだ。
TAKA

TAKAの感想・評価

4.4
2020-111-096-015
2020.6.27 新文芸坐

・あんまりよく分かんないんすよ、俺。
・社会と同じようなもんですね。
・ケン・ローチ監督。そこにあるもの。
(追記。)
・憧れ

ねぎおさ~ん♪(* ̄∇ ̄)ノ♪
劇場で観ましたよ~♪(* ̄∇ ̄)ノ♪
(笑)


初ケン・ローチ監督作品です(^_^)

うん。重かったですね。(^_^)
だけど所々にほっこりしたりジンと来たりする場面もあったんで、内容の割には観やすかった気もします。


家族ってあんまりよく分かんないんすよ
俺。
そういう感じ、稀薄な環境だったんで。
今も一人暮らしだしf(^_^;(笑)

だからこういう作品観ると、
へぇ~っ・・・
とか思っちゃいます。(^_^)
家族ってそういうもんなのかなって。

色々あって
いい時も悪い時もあって
泣きたいくらいうまくいかないこととか
社会の理不尽さだとか
家でも
素直になれなかったり
無理したり
いつも助け合ったりしてる訳でもなく
ただそこにあって
嬉しいことも怒ることもあって
でも、そこにある。

家族ってそういうもんなんですか?

それって
社会と同じようなもんなんですね
(^_^)

つまりそれが
生きてくってことなのかな。

最後。
あれは愛情なのか、意地なのか
結局泣かせてんじゃん
色々あるね
やっぱり社会で生きてくっての
そういうことなのかな

そんなこと感じました。

ケン・ローチ監督は
社会の理不尽さも
家族の愛と同様
そこにあるものとして描いてるんだな
そんな風に感じました。
(^_^)

(追記。)

まぁ
一種の憧れっての
あるかもしれません。
(^_^)
YUKA

YUKAの感想・評価

3.8
基本的に家の価値が年数ごとに下落する日本と違って、イギリスは価値が上がっていくから、家は買った方がはるかにお得なんだよね。頭金さえあれば若い人でも家を買って、友達とハウスシェアして家賃を貰い、それをローン返済にあてる、ということはよくある。価格が上昇したらそれを次の頭金にしてもっと大きい家を買う。
だからこそ一度ローンを組みかけた彼らは家購入に向けて仕切り直そうとする。良い仕事には就けない彼らにとって、持ち家は最低限のステータスになる。
アンダークラスと呼ばれる生活保護をもらって公営住宅に住む働く意思のない人たちもいっぱいいる中で、彼らは賃貸に住んでるし、「生活保護は受けたくない、プライドがある」と言っているように、かなり「頑張ってる」家族。それなのに報われないのがなおさらつらい……。
父親の態度や言動も北部出身ならかなり普通だと思う。良くも悪くも、ありきたり。マンチェスター出身で、フットボールネタとかは面白かった(笑)
しい茸

しい茸の感想・評価

4.2
いやあほんと…なんというかこれは…
悲しすぎるね…

何をやってもうまくいかない。

ダニエル・ブレイクもかなり辛かったので覚悟はしていましたが
今度は家族がいるからこそ、より辛い。
守るべきものがあるって幸せなことなんだけど、時にそれは責任という重い言葉となり襲いかかってくる。
観ていると、この一家の負のスパイラルは
お金が無いからか?
時間が無いからか?
知識が無いからか?
…卵が先か?鶏が先か?みたいな問いを思い出してしまう。

少し時間があれば、行政に相談したり、救済措置を探したり出来そうなものだけど
全てにおいて"余裕がない"。

仕事では理不尽なまでにコマづかいされ、労働力を搾取され、ヘトヘトになるまで働いて、消耗し切った状態で家族と接しても問題は大きくなるばかり。
家庭ではいろんな問題があって、ゆっくりと心を休めることができず、居眠り運転をしてしまう現状。
明日はあなたをtop of the listにするわね、って瞬間すごくキュンとしたのに…!!
(関係ないけどあのビジネスモデルは完全に破綻してるよね。リスクが大きすぎる。バッファがまるでない。日本より治安の悪い欧米において、ああいう事故が起こりうるわけで、全て労働者本人の責任としたって結局最終消費者からクレームが来る体制になってるのは阿保としか言いようがない。マロニーは全国1位だとドヤってたけど、こんなんで続くわけないし、全然フランチャイズちゃうわ!)
そしてやっぱり出てきた「自己責任」論。新自由主義の限界を、ケン・ローチ監督も示唆(いや糾弾?)してるんだと思います。

この作品には「解」など一つもないんだけれど、一つ確信になったのは
家族というものは、本当の意味で、
病める時も健やかなる時も支え合う存在じゃ無いければいけないということ。
輝けるときじゃなく、ボロボロになった時、その時本来他人である夫婦はお互いを支えられるのか?その問いを突きつけられた。

邦題は「家族を想うとき」
原題は「Sorry, we missed you.」。
よく見たら不在票のことだった。
最後のシーン、どうなったんだろうあのあと…😢
不吉な予感しかしないわ…

このレビューはネタバレを含みます

 フランチャイズ契約の宅配業者で働く主人公とその家族についての映画。主人公は真面目に働いているのに、働けば働くほど借金が増えていくという、ゼロ時間契約の不条理さがストレートに描かれていた。

 序盤では仲良さそうにしていた家族が、徐々にお互いの不理解やスレ違いが生じて喧嘩していくのが、観ていてキツイ。ラストも問題が解決したわけじゃなく、観終わってしばらくこの映画のことしか考えられなくなってしまった。

 原題の「Sorry We Missed you」はイギリスで宅配便の不在届に書かれている文字。家族間のすれ違いの意も含んだダブルミーニングで、かなり好きなタイトル。

 「わたしは、ダニエル・ブレイク」もそうだがケン・ローチ監督の描く社会派映画は、現実的な問題として自分自身に刺さる部分が多い。俳優の演技が自然じゃなく、リアルな日常そのままを切り取っているようなのも好き。まだ全然観れてないが、他の作品も鑑賞していきたい。
踊る猫

踊る猫の感想・評価

4.7
観終えたあと、唸らされてしまった。いや、ノックダウンさせられたというべきか。ケン・ローチは日和っていない。労働者の先が見えない蟻地獄のような日常と、その労働者を搾取する悪者の凡庸さを描かせたら世界でも右に出る者はまず居ないだろう彼は(もっとも、そんな試みをしている人自体相当に貴重な存在なのだけれど)、この作品でもブレないスタンスで見事にブラック企業の実相を描いてみせた。ただ、それを踏まえて言えばケン・ローチは甘い人ではないので「どうしてそこまでお父さんは働くの?」「どうしてセブはグラフィティに夢中なの?」というこちらの問いをはねのけてしまうところもあると思う。そこは観て感じろ、感じたままに解釈するのが正当だ、ということかもしれない。セブが万引きで捕まったあと、思いやりに満ちた警察官がセブに善行を説くそのヒューマニストぶりが更に遣る瀬なくなった。エスタブリッシュメントの中にだって血の通った人は居る。だから問題はそんな人が得をしないシステムなのだと思う。
nikusukii

nikusukiiの感想・評価

3.5
泣き面に、スズメバチ。蜂に刺されても、オシッコをかけちゃイケないし。
警察官の言葉が、際立って熱い。
息子くんの声が、たまらん良い。
Kosaku

Kosakuの感想・評価

5.0
この監督がすごく好きです。

牛乳の容器からゴミ箱の形まで
全てがイギリスで生活した当時の自分の生活空間にあったもので、その世界に連れ戻された感覚でした。

決してうまくいかない人生で
不幸に、絶望に立ち向かう

すごく考えさせられる作品
neminemi

neminemiの感想・評価

2.7
うーん…

見ていて思ったのは、ネガティブ思考でいると自然と不幸の連鎖が起こったり、良くない人を引きつけたりする気がする

静かに訴えてくる映画だけど、印象には残らないかな…

私にはあまり合わない映画でした
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