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家族を想うときのtokoのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
5.0
for fuck‘s sake.

・ギグエコノミーって本当に人を幸せにしない、なんて非人道的なシステムなんだろう。利益にしか目のない人間はこうも非道な事が出来るのかと憤りを感じずにはいられないし、その影響は従業員のみならずその家族全体に影響を広げていく様が本当に恐ろしかった。

・余りにも悲惨な事態の連続にカットの変わり目で思わず大きなため息をついてしまって「あ、やば、家でDVD観てるんじゃなかった…」と周りの他の観客の方々に対して一瞬申し訳ない気持ちになったけれど、大きな溜息を漏らしていたのは私だけじゃなくて、劇場内のあちこちから大きな溜息が漏れていました。

・ラジオやニュースで聞いたり読んだりするだけでは分からない「リアル」が映画になる事で、胸に直接突き刺さります。
両親共に長時間過労状態にも関わらず、まだ貧困に苦しむなんてちゃんちゃらおかしい。システム自体がおかしい。こんなんで言い訳がない。
多くの人がこの映画を観るべきだと思います。そして変えていかなきゃ。
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