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家族を想うときのzonvippoiのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.1
複雑で解決しづらい
後味が悪かった

貧困層で暮らす人々には時間がない。
用を足す時間、寝る時間、家族と過ごす時間
セブ自身もとから備わっている性格は優しく、ユーモアで溢れているが思春期がゆえ貧困なだけに一つ捻れると大きく歪んでしまう危うさがあった。お父さんが怪我をしたとき意外にも優しく声をかけていたし、万引きや落書きをしても反省した様子が見えなかったのは、ただの反抗期とは片付け難い。警官が言っていた言葉は名言すぎたがセブはそんなこと分かり切っていると思う。ただ家族の繋がりが疎遠になると一気に崩れてしまう。だが絆は深い
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