"痛みを伴いながらも自分の人生を生きるか、何も考えない幸せな世界で死んだように生きるか。"
人を幸せな気分にする香りを放つ新種の花"リトル・ジョー"。しかしその花には人格を変えてしまう危険性が浮上する。"リトル・ジョー"開発責任者のアリスはそれを認めないが…
まるで鮮血のような、真っ赤でファサファサした花のビジュアルがめちゃくちゃ可愛くて好き。
映像も凝っていて、構図や色使いがオシャレ。ポップでケミカルな配色がまさに現代の映画っぽいアートな感覚。
ちょこちょこ挟まる音楽は伊藤貞司さんという60年代に活躍した作曲家の作品。和楽器から奏でられる前衛的な旋律が、この映画の奇妙な雰囲気と合っていて良かった。
『花粉を吸って人格が変わる』
残酷な描写などは全く無いが、自分にとってはこういうのが実は一番怖かったりする。
ただ欲を言えば血が欲しかったかな笑
明らかに人格変わった人が「リトル・ジョーは問題ないわ。私も花粉を吸ったけど何ともないわ」とかいってたのが笑えた。
たまに気づかないくらいのコメディ挟んでくるんだよな。
