ドラン作品は、公開すぐに前のめりに観る派です。
コレは、撮影中から監督本人がノリノリ
楽しそうで心待ちにしてました。
ただ、BL映画が苦手なので(「君の名前で~」はNOT for me)
ちょっと心配してたけど、そこはドラン!杞憂でしたね。
「暇を持て余した神々たちのBL」では全然なかった。
人生も生活も愛も友情も恋も性も、
キレイ事ではなく「いかんともしがたい感」が漂ってた。
ドランは秋が合いますね。色彩!
カナダの秋は、美しくセンチメンタルで
出会いと別れと変化の季節なんだろうな…
妹の映画の試写会で、おばちゃん達が「アルモドバルの映画みたい」とかスペイン語でちょっと話してたノリが好き。
「姦しい中年女性」はドランの十八番
えぇ!?マッマ、いつものマッマだったの!?
(ドランのミューズな)
あまりに壊れてて、全然気づかなかった…
カメラワークがいつもと違って、ちょっと素人っぽい感じがした
(撮影監督変わった?)
マカフィ弁護士、おもろキャラの不完全燃焼やん。
あと、ドランの演技の上手さがあまりに印象的だったので
純粋に監督作を楽しむためには、監督主演じゃない方がいいな…
と思いました。
でも『胸騒ぎ~』が一番好きなんだけど。
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ところで、日本のプロモーショングダグダでしたね…
そもそも、ドラン作品はことさら
LGBTQとかが大テーマではないと思うけど(だから面白い)
日本は状況が違い過ぎて「そもそも」問題…