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マティアス&マキシムのhazelのレビュー・感想・評価

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)
3.3
冒頭の黄色い車線が写されながら大きな音で音楽が流れるシーンを見たとき、あぁドラン作品を観に来たんだととてもわくわくしたけど、今回は正直期待しすぎてしまった感
ただ、LGBT映画はどうしてもLGBT映画だという意識が入ってしまうのに(偏見とかは全くなく)、この作品は素直になれないぎこちない2人の恋愛映画という感じで、LGBT要素を感じなかった(ドランの狙い通りかは分からないけど、改めて監督の凄さを感じた)
私はまだ誰かの母ではないだから、主人公の立場にしか立てず、ドラン作品お決まりの複雑な母子関係かくらいにしか思ってなかったけど、一緒に観た母が、「お母さんはあのアザを見るたびにきっと自分を責めていて、アザに対して何も言わない主人公に対してもどうしたらいいか分からないんだと思う」と言っていて、母のことを人として尊敬した
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