ぱお

その手に触れるまでのぱおのレビュー・感想・評価

その手に触れるまで(2019年製作の映画)
4.2
この映画を通して、やっぱり女性ってすごいなと思った。どんなに厳しくても、しつこくても、弱くても、口うるさくても、人の心を温かくする存在というか…愛について教えてくれる存在というか…何でこんなにも温かいんだろうか。

宗教のこととか本当に分からないから、簡単にこの映画を語ることはできないけど、それでもどの神様も信仰心を持ってもらうために人の命を奪うことを望んではいないって言うことは言えるかなと思う。
だから先生はずっと守られてたんだと思う。そしてアメッドが落っこちてしまったのは、やはり命を奪うことは間違っていたからだと思う。アメッドが落っこちたのが痛すぎて「ママ」の名前を呼んでいたところがとても印象的だった。アメッドはママを呑んだくれと言いつつも、その母親から沢山の痛みを癒してもらって来たのかなと思って、心がじわっとした。

その手に触れられることって本当に幸せなこと。
人間生まれてからずっと触れられることによって、人の温かさとか優しさとか愛を学んできていると心の底からそう思う
ぱお

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