葵蘭シネマ

シチリアーノ 裏切りの美学の葵蘭シネマのレビュー・感想・評価

3.0
イタリアンマフィア・コーザノストラ内における悪党vs悪党の戦い。

主人公も立派な悪党だが、目的を果たす為なら手段を選ばない「どいつもこいつもクズ野郎ばかり」の中で、家族を守る為に裏切り者の汚名を被る様が物悲しさと哀愁を醸し出す。

冒頭から、仁義なき戦いばりの凄惨な抗争シーンの連続からの、後半は裁判所での壮大な醜い言い争い(それも口喧嘩レベル 笑)に終始。
150分超の長編なんで、もうちょっと編集どうにかならなかったかなと思ったりして…