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小さな兵隊のkhのレビュー・感想・評価

小さな兵隊(1960年製作の映画)
3.0
発話で導かれていく映像言語。映画でしか語りえぬことを語ろうとする映画の構文法が心地よい。山場を作る必要はない。淡々と映像を流せばいい。それが映画的リアリティでしょう。フィクションが映画を通してリアリティを獲得する。それに対して映画的ファンタジーはただのフィクションです。しかしこれはフランス語にのみ許された官能です。残念ながら日本語には困難極まる。カミュ。
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