華やかなスパイ映画
あまり細かいことを気にせずにアクションを楽しみたい人向けスパイ映画。
テンポよくサクサクと物語が進むので2時間があっという間に過ぎた。
KGBに拾われたアナはフランスのモデル事務所に大変都合よくスカウトされ、パリでトップモデルとなる。
そしてモデル業の傍らに諜報活動をバンバン熟す。
スパイ活動を行うのに果たしてパリのトップモデルが本当に都合が良かったのか、トップモデルと言っている割に一度もランウェイを歩いておらず撮影ばかりしていたがそれで本当に「トップモデル」なのか、などの謎もあるもののまぁモデルになっちゃったんだからしょうがない。確か大戦中には女優のスパイも存在していたので、モデルスパイもありなのかもしれない。実在の女優スパイはスパイの隠れ蓑として女優になったわけではなく、女優がスパイになったんだと思うけど。
アナのスパイ業に本当にモデルが適切だったかはともかく、モデル業のおかげで映像としては華やかではあった。さすがモデル出身シャッシャ・ルス。出演者を最大限に生かした演出。
サッシャは実はアクションはあまり大したことはないと思う。
それをカメラワークや編集で見事にかっこよく見せているところもさすがベッソン。魅せ方が匠。
ストーリーはありきたりで、後世に残るほどのインパクトはない。
