何か刺激的なものをという思いで視聴した結果、素敵な作品に出会ってしまい余韻が残る状態です。
原作は読んでいませんでしたが、話の進みに支障をきたすような不明瞭な表現はなかったと思います。原作を読んでより深くキャラクターの背景を掘り下げるという感じでしょうか。
あらすじから分かるように裏社会が舞台ですので全体的に暴力的で陰湿な雰囲気が漂っています。適度に笑えたり、優しさを感じるシーンがありますが、主人公の被虐性やそれまでの言動を顧みるとかえって感傷的になってしまいます。
最近のアニメを見慣れていないせいか、様々な動作や表情の変化の繊細さに目を見張りました。瞬きする動作が私はとても好きです。
そこに声優の方々の声が吹き込まれる訳ですから作品への没入感が増して情緒が終わります。
主題歌 Omoinotake 『モラトリアム』はあまりにも作品にピッタリすぎるのではと頭を抱えました。雨の日に聴くといくつかのシーンが脳裏に浮かんで胸がギュッとなります。
続きが気になる衝撃的な終わり方でしたが第2章の制作が決定しているとのことで非常に楽しみです。
次回作は原作を読んでから観みようと思います。
