公開翌日の109シネマズのポイント会員感謝の日
混雑を覚悟しつつも二子玉へ...ガラッガラやないかい笑
おそらく上田監督がとんでもないプレッシャーに押し潰されそうになりながら、それでも何とか自分らしさをたもって絞り出した映画
「不安?」
さぞ、おっぱい女子にやさしく慰めてもらいたかった事だろう
期待と不安が限界突破の二重螺旋状態の最新作
普通に面白かったです、面白かったんです
だけど、人にオススメするかというと...
まぁそんな感じです
上田監督ってすごく良い人なんだろうなって
物語の中で誰も悪者にしたくない
そんな思いが伝わってくる
「カメラを止めるな!」と同じ構造のものが観たいわけじゃない、ドンデン返しよりも畳み掛けるようテンポで楽しませてほしい
そんな思わず笑ってしまうコメディが観たかった
ニヤニヤできるところは多々あれど
吹き出すようなクリーンヒットは無かった
コメディって当人は至って真面目なのに、他人から見るとなんか滑稽で、そのギャップがハマればハマるほど面白くなるものかと思ってます
「カメ止め」がコメディとしても優秀だったのは、全員が超マジメに自分の仕事に取り組んでるのにハプニングの連続で滑稽に見えて面白い
でも真剣だからこそ胸に刺さる
今回はその辺が少し弱かったかな
本作、「スペアク」のコメディとしての欠点は群像劇のようで主人公 大野和人の成長譚
ではあるものの大オチの副作用で一見すると群像劇の様相で、これまた大オチの影響で群像劇に振り切ることもできない
う〜ん...
良かったんだけどな〜
ドンデン返しを意識しすぎてコメディへの振り幅に制限がかかってる印象でした
でもでも、こうやって無名で魅力的な役者を知ることができるのは映画好きとしてはありがたい