ニューヨークを舞台に、天文学が大好きなリアリストのヒロイン＝ナターシャと、詩を書くことが大好きなロマンチストの青年＝ダニエルが出会い、お互いの考え・悩み・葛藤を分かち合い、心を通わせ、成長していく１日を描いた恋愛作品。
ジャマイカ人の移民であるナターシャは、強制送還の期日を明日に控えながら、家族のため、そして何より自分が育った愛する地元＝ニューヨークに留まりたい一心で、その決定を覆すべくギリギリまで奔走します。
そんな中、両親の強い希望で医者を目指している韓国系アメリカ人のダニエルは、医学部入学の為の面接が目前に迫っていましたが、ナターシャとの出会いをきっかけに、改めて自分の将来について考え直すのでした…
ニューヨークの色とりどりな街並みを背景に繰り広げられる聡明で心豊かな若い２人のやり取りが甘く爽やかで素敵でした。
反面、彼らがそれぞれ持っている悩みや葛藤が手に取るように伝わり、胸が締めつけられました。
恋愛映画特有のベタなストーリー展開ですが、明るく前向きな気分になれる、良い作品です。
主演のヤラ・シャヒディとチャールズ・メルトンもとても素敵でした。
