なか

ANIARA アニアーラのなかのレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
3.8
amazon primeにて視聴。
漂流と言えば「スペース1999」を思い出す年代です。

これは確かに「観る人を選ぶ映画」だけど、
SF好きな人なら一定の評価は出せるんじゃないかと思う。
自分的には「自然体験装置」がお気に入りです。
(藻の件も含めて、ソイレントグリーンのオマージュですよね)
この装置が大きな意味を持ってくるのかな…?と思ってましたが
華麗にというか、絶望的にスルーされましたね。
全く観客に媚びないというか、突き放した感じが良いです。

これ何語…?と思ってたが、スウェーデン語と判り腑に落ちた。
「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」でもキツいシーンあったけど
この映画もなかなかです。
ドギツイ化粧の天体観測士のお婆さん、中年女性のレズシーン、
顔に痣があったり、大きな火傷の跡がある登場人物が多いとか…
ちょっとやり過ぎ感ありますが、まあそういう作風なんでしょう。

案の定amazonレビューは惨憺たるもので、
救助が来ないのはおかしいとか、地球との通信は云々とか、
オバサン同士の○○は誰得とか罵詈雑言の嵐ですが、なんだかなぁ。
そういう人は、ハリウッド映画だけ観ていれば良いんじゃないかな。
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