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エターナルズのoyuのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
3.0
壮大な序章だとおもうことにした
(最近じゃduneもそうだったな、おまえもかeternals)

個人的にはキャスティングに強いこだわりを感じて、そこが1番のたのしみでもあった
Atlantaのbrian tyree henryはゴジコングで担った陰謀論ポッドキャスターから一転、チームのブレーン的存在の技術者を演じていたのが意外だったし面白かった(しかもダブルパパの家族持ちだったのもよかった……!)
TWDから数えてまだたった出演作3作目のlauren ridloffは相変わらず笑顔がよかった……比較的幸せな役どころだったのもよかった

ただ総じてキャラクターの味付けが薄味じゃなかったか?
多彩な要素を盛り込みすぎたんだろうか、単純に人数が多かったからか
ストーリーは壮大で、敵味方のポジションが捉え方次第で入れ替わるのも面白かった
時間軸の見せ方も脚本の妙だったし、世界あちこちの美しい風景っていうのもたのしめた
(最近のハリウッドエンタメ大作では必ずと言っていいほどスペイン語が出てくるね)
いや、これが序章というのなら、各キャラの掘り下げはこれからの課題として取っておいていいものかも

キトハリのGOTオマージュ全然遠慮せんやん……
あとわりと最初から最後に至るまで、えばんげりおんを思い出して仕方なかった!

フィクションのキャラクターとそれを演じる俳優の人となりを写し鏡に近づけようと試みるchloe zhaoの手法と、リファレンスの多さによるメタさ、そういうものといわゆる「ヒーローもの」との相性が果たして良かったかというと、どうだろうな
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