ロアー

Student of the Year 2(原題)のロアーのレビュー・感想・評価

Student of the Year 2(原題)(2019年製作の映画)
3.0
恋焦がれる幼馴染を追って、スポーツ奨学生として名門大学に編入したローハン。しかし幼馴染は学校一優秀で金持ちな生徒マナブに気があり、彼女を巡ってのいざこざでローハンは退学となってしまう。
元の大学に戻ったローハンは、大学対抗競技でナンバー1の生徒を決める"スチューデント・オブ・ザ・イヤー"の称号を懸けマナブに挑む。

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IMDBのレビューがほぼ全部★1で(0はつけられないから)、ゴミクズ時間の無駄金返せなど、とにかくボロクソに言われてる映画です。

まあそれも納得な感じで、タイガーが観れればそれでいいやと何も期待しない人向けでした。タイガーお得意のダンスや筋肉、アクションを披露する場面が盛りだくさんなのは良いけど、これあくまで学園ものなので完全にタイガーのTPOを間違えちゃってる残念さ。折角の身体能力が映画のテイストから浮き過ぎてました(でもコーチに筋肉見せつけるシーンは声出して笑っちゃった)。

この映画のためにタイガーがアクションを特訓している動画があって、学園もので何故アクション?と思ったら、無駄に跳んで移動してて笑うしかない。柵を飛び越えるだけでトリプルアクセルみたいになっていてなんやこれ。忘れたころに肝心の《スチューデント・オブ・ザ・イヤー杯》が始まりますが、これもとにかくカバディカバディカバディ。
カバディのルールは全然知らないものの、多分カバディってこんなんと違う。審判が「これはカバディと言うより新体操だ!」と言ってたので間違いないです。

そもそもこれ言っちゃいますけど、タイガー高校生に見えないよね?この時30歳手前なのでまだ何とかギリ行ける年齢とは思いますが、あの筋肉が制服にどうしたって似合わないので、10年くらい従軍して留年した元軍人の生徒みたいでした。タイガーを取り合うヒロインたちは19歳〜22歳と年相応なので尚更違和感。

この幼馴染なヒロインというのもクソビ●チでイライラしちゃった。足が速い子の方を好きになるって小学生か。もう1人のヒロインであるお嬢様のアナーニャ・パンデイちゃんを知れたのがこの映画1番の収穫でした。めちゃくちゃかわいいしスタイルしいし、雰囲気のある美人だったので、これからもっと世界で活躍して欲しいです。キャットウーマンのコスプレもかわいかったな。

あと、突然ウィル・スミスに限りなく似てる人が出て来たと思ったら本人だったのがもう1つの収穫でした。ウィル・スミスがボリウッド映画に出てカメオで踊ってたこと、みんな知ってた?
何の説明もなく突然出てきて踊って消えていったので謎が残るばかりです。
(追記: ウィルの「ボリウッド映画で踊る」というバケットリストを叶えるためだったと判明)。

MEMO---
・彼女の名前のタトゥーって、それ絶対やっちゃいけないやつ。
・ヒーローコスプレパーティーでいじめっ子アベンジャーズがアッセンブルしてた(全身緑に塗ったハルクの狂気)。わりとマニアックなVフォーヴェンデッタまでいてアメコミオタクにちょっと嬉しいシーン。
・フライング・ジャットのコスプレを却下されたタイガーがスパイダーマンのコスプレで来たと思ったら、ヒンディー語のホムカミの吹替はタイガーらしくてどっちに転んでもタイガーだった件。
・クリッシュNo.1~No.4に笑った。正直クリッシュの仮面って微妙だと思ってたけど、誰でも似合うわけじゃないと分かったので(酷い)、改めてリティクの顔面偏差値を讃えたくなりました。
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