椎良

プライベート・ライアンの椎良のレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.6
〈時は戦中、ミラー大尉はライアンという男を帰還させよとの命を受ける。彼の兄が皆戦死したというのだ。行方不明の彼を探すため、8人の兵士が動員される。〉

人が人として扱われぬ戦場で、帰る理由を心に戦いから目を逸らそうとする兵士たち。麻痺するその感覚の中で、アパムだけがその異常性を伝え続ける。
初っ端上陸シーンは地獄絵図、頭痛で見るのを中断。これがG指定…?ぼかさない殺傷描写や、人物描写が高解像なところに監督の力量を感じる。意外な俳優も出てたし ジャクソンの狙撃にめっぽう痺れた

戦争の理不尽と悲哀、それでも息づく人間の最後の善性。
椎良

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