このレビューはネタバレを含みます
最初30分は観るのがしんどかった。かなりリアルな戦争映画。
ミラー隊が不憫すぎる。仲間割れした時にミラー大尉が心の内を語ったところがかなり良かった。大義なんてないんよ。
アパム終始だるいけどまあ実際にこういう人もいるだろうしリアルを追求してるなら仕方ないか…と思いながら観てた。
最初捕虜を見逃してあげてって頼み込んでたのに最後は生かすべき捕虜を私怨で殺したの、戦争に対してポジティブな側面を見出そうとしてたアパムが結局綺麗事を捨てたことこそがリアルで、描きたかったものなんだろうな。
最後のシーンは蛇足では?こういうの感動的でしょ?って言ってるみたい。「良い人間だろうか?」みたいな事訊いてたのも要らない…あのシーンがなくてもその後のライアンがどのように生きたか想像できるしミラー大尉の言葉の余韻が掻き消された感じがした。