ぽぬ

プライベート・ライアンのぽぬのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.0
これが戦争映画の金字塔、そう言われている意味が理解できました。
始めの海岸戦をなんとか乗り越えることができ、そのあとは内容に引き込まれました。

最近感じるのが、反戦を唱える人も戦争を軽く捉えてないか?ということです。もちろん、自分は戦争を理解していると思いません。と言うよりも、そもそも不可能だと思っています。
例えば大江健三郎。彼はまるで知っているかのように語りますが、自分の祖母の話からするとあまりにも薄っぺらく感じます。祖母は当時、朝鮮におり、終戦のときにロシア兵にデコに機関銃を当てられたり、収容所から弾丸のなか逃げた話をしていました。大江健三郎は終戦のときまだ幼児です。さすがノーベル文学賞作家、その時期から感性が人並み外れていたのかもしれませんが、彼もまた戦争を知っているとは思えません。

もちろん戦争はあるべきものではありません。ただ、なんだかある種のトレンドとして口だけで反戦反戦言っている人がいる気がさしてならないのです。
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