松井

プライベート・ライアンの松井のレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.8
戦争をリアルに描いた作品。今まで観た戦争映画では一番グロテスク。戦闘中、沢山の名前が飛び交うが覚える必要はないくらい死んでいく。


兄弟が戦死した場合、残された一人は強制的に帰国させられるというアメリカのルール。そんなルールに従って顔も知らないライアン二等兵を救出に行くミラー。











以下ネタバレ感想★★★★












救出までの道中、仲間を犠牲にしてまでライアンを救う価値があるのか疑心暗鬼になる。ようやく出会ったライアンが仲間想いで本当に良いヤツでホッとした。




戦争では誰もが英雄になる訳ではないと再認識したのがアパムの存在。救える仲間を見殺しにする場面はイライラする一方、恐怖で何もできないのも分かる。視聴者としては戦争で人を殺す感覚がマヒしているが実際同じ場面になれば足がすくむだろう。



ミラーが命を落としてまで救ったライアンが年老いて死者を敬う姿にじーんと来た。
松井

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