プライベート・ライアンのsuperbackpackerのレビュー・感想・評価

ライアンを捜索するという、、というのがSubjectであるが、Contextはそこにはない。ただただリアルな戦場で兵士たちの映画だ。その映像や雰囲気は生々しく、あたかも自分がそこにいるような、いやいたくないような、死と隣り合わせの感覚を強烈に押し付けられる。どんどん引き込まれ集中してしまうが、同時に死への恐怖の疲労感で身体がやられる。レヴェナントをみていたときと同じ感覚だ。やはりすばらしい撮影は映像体験を実体験に近いレベルまで昇華させてくれる。