もりえーる

プライベート・ライアンのもりえーるのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.9
物語は、二等兵ライアンを呼び戻すためだけにミラー大尉を隊長とする8人小隊が編成される。冒頭のノルマンディー上陸のシーンからはりある過ぎて固唾を飲んだ。

任務の過程で、会ったこともない人物のために複数人が犠牲になる理不尽さを感じながらも、その一方でライアンの帰りを待つ家族は報われることを考えると胸が痛んだ。

過酷な道の末、ミラー大尉がライアンを見つけ出し、帰国を言い渡しても、本人が帰国を拒否する場面が辛かった。軍隊の一員として任務を全うする大切さや部下の命が骨折り損になる恐れと、ライアンの言う通り軍人として最後まで戦い抜く意思との葛藤を感じ、どんな決断が下されるかハラハラした。
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