人生に行き詰まった男性が、二丁目で出会った男性に惹かれて生き甲斐を実感していく話。
映画としてちゃんとしているし、ひとつひとつのエピソードを書ききっている心地よさがあります。脇役のキャラクターや細かなところまで焦点をあてていて、LBGTを何気ないものとして描いているのも好感が持てます。
なのにどこか台詞が薄っぺらくて、勿体ないシーンが多い。不完全さがリアルといえばリアルですが、じゃあ前のシーンのカッコつけた台詞は何だったの……? となることも。
行きつけの店があったかい。あんな店があったら通いたいです。