このレビューはネタバレを含みます
【フリーシティ】というオンラインゲームは何でもありのオンラインゲーム。
サングラスをかけたプレイヤーとモブキャラAIがゲーム内に存在し、プレイヤーは銃火器ぶっ放しやり放題な世界を楽しんでいる。
ゲーム内の銀行員モブキャラであるガイは、金魚に挨拶し、同じ服を着て、コーヒーを飲み、銀行強盗に襲われる毎日を過ごしていた。
そんなある日、プレイヤーのモロトフガールに出会い一目惚れをする。
彼女と出会い、同じことを繰り返してた毎日を脱却し、銀行強盗(プレイヤー)からサングラスを奪い取る。
サングラスをかけた事により、プレイヤーが見てる世界を初めて知る事になる。
一方その頃、現実世界ではフリーシティの制作に携わったキーズとミリーは、フリーシティを盗んだアントワン社長の証拠を探す為にゲーム内を捜索していた。
サングラスをかけた事により、モブキャラを脱して成長していくガイと、ガイと協力してアントワン社長の証拠を探していくモロトフガール。
果たして、証拠を見つけられるのか…?的なストーリー。
観ててグラセフ思い出した。
決まった動きしかできないモブキャラが自我を持ち、プレイヤー権利を得てレベルアップをしていく。そして、ヒーローとして有名になっていくという設定がすごく刺さった。
【人間】になっていくAI。
恋もするし、自分がゲームキャラだと知り自暴自棄になるし、誰かの為に戦うという姿が見所だと個人的には思う。
ラストのガイのプログラムを通してのキーズのメッセージは斬新で良かった。
数年後にまた観たいと思える作品だった。