『男と女』シリーズ第三作目にしてエピローグのような作品。第二作目で出会ってから20年目に再会し、一緒に映画を撮ったりした事など何故か無かった事になっているようなのが面白い。
一作目はレースのシーンとノルマンディの海岸とフランシス・レイのダバダバダしか記憶に残っていない。アヌーク・エーメはさすがに美女のままだが、あのモデル体型もさすがに少し太った感じ。
そしてジャン=ルイが別人のように老いたのがショック。こんなにペラペラ喋らずクールだったし、ニヤニヤ笑う事もなかったのに。
『男と女』よりも、『暗殺の森』『離愁』の名作が印象深かっただけに、老いの残酷さを感じる作品だった。
