素晴らしい作品。さまざまな形の母性にあふれた作品だった。
河瀬直美監督、さすがです。
聞こえてくる息づかいや小さな環境音、カメラアングルが生々しくて、世界観に没頭する。小さな違和感にドキッとし、ちょっとしたミステリー要素も感じられるので、目を離せなくなる。
永作博美もさすが。
八日目の蝉の時もそうだったが、愛に溢れた表情も闘う母のシリアスな表情も、リアルに表現してくれるから見てる側はその世界に入り込める。
蒔田彩珠はついに開花。
ドラマ重版出来の時も印象的だったが、目の強さが映画に映えるなあと感心。みずみずしくて、ギュッとしたくなった。
全体的に男性が隅っこの方に追いやられてる感はあり、女性のための映画のように感じたが、女性として色々な立場の登場人物に共感できる映画でした。
