心の動きや、不安、決心に呼応するような光と緑揺らぎや海のうねりを感じながら観ているととても感情が揺さぶられた。
結局のところ大事なのは血縁、それとも?とかいう事がとても陳腐にすら思えた。もっと簡単で、でも得難い大事なものがある。
演者さんたちもみんなすばらしく、特にひかり役の蒔田彩珠さんがおそろしいくらいよかった。
物語を見ているのか、ドキュメンタリーを見ているのか、知り合いの話を聞いてるのかわからなくなるような展開もすごい。
エンドロールの最後まできっちり丁寧に作られていて、ズシンと重いテーマで色々考えさせられるけどいい映画観たな…としみじみ思える作品でした。
そして、本筋と少しずれてはしまう、いやそんなこともないかもしれないが子供は女1人でできるわけでもないのに、身も心も財政的にも苦しむのは圧倒的に女性なんだな…と思い苦しい気持ちになった。